すまい給付金と住宅ローン控除の登記事項証明書にまつわる我が家の疑問

こんにちは、にぎりです。

令和2年12月から夢のマイホーム生活が始まりました。

マイホームに入居した年度は、年度末に住宅ローン控除を受けるため確定申告が必要です。

そして、すまい給付金の申請も引き渡しから1年3か月以内にしないといけません。

その際、どちらも登記事項証明書という書類が必要になります。

登記事項証明書は法務局で取得しますが、色々と悩むことがありました。

結果的には無事、3月に住宅ローン控除、7月にすまい給付金が振り込まれました。

今回はその辺の内容を整理したいと思います。

では、いってみましょう。

すまい給付金と住宅ローン控除、それぞれに必要な書類

まずはすまい給付金に必要な書類と、住宅ローン控除に必要な書類、それぞれを見てみましょう。

 

すまい給付金の申請に必要な書類

・給付申請書

・建物の登記事項証明書(法務局で入手、もしくは司法書士から届いている)

・住民票の写し(役所、もしくはコンビニで入手)

・個人住民税の課税証明書(役所、もしくはコンビニで入手)

・建物の工事請負契約書の写し(ハウスメーカーからもらっているものをコピー)

・金銭消費賃借契約書(住宅ローン契約書)

・給付金口座を確認できる書類(通帳など)

 

住宅ローン控除の確定申告に必要な書類

・確定申告書(税務署で入手。もしくは、オンラインで入力後PDF化→プリントアウト)

・住宅借入金等特別控除額の計算明細書(税務署で入手。もしくは、オンラインで入力後PDF化→プリントアウト)

・土地の登記事項証明書(法務局で入手、もしくは司法書士から届いている)

・建物の登記事項証明書(法務局で入手、もしくは司法書士から届いている)

・住宅ローンの残高証明書(金融機関から郵送される)

・土地の売買契約書の写し(不動産屋からもらっているものをコピー)

・建物の建設請負契約書の写し(ハウスメーカーからもらっているものをコピー)

・源泉徴収票(勤務先から入手)

 

我が家の申請する際の疑問

ここで、私が疑問に思って税務署やハウスメーカー、司法書士などに問い合わせた内容を述べていきます。

 

夫婦で持ち分を分けている場合はどうなるの?

我が家は、土地と建物をそれぞれ、妻との持ち分を「〇:〇」といったように分けています。

もちろん書類の提出は妻と一緒に行います。

そこで疑問に思ったのが、

筆者

登記事項証明書って夫婦でまとめて一部ずつとかできないのかな?

ということでした。

わざわざ行き慣れない法務局まで行って手続きをする手間。

そして、登記事項証明書を一部出すだけで600円もかかるコスト。

省略できるのであれば極力省略したいですよね。

 

すまい給付金は『まとめて申請』をすれば、片方の分は省略可能

そこですまい給付金のサポート窓口へ問い合せをしました。

すまい給付金窓口

まとめて申請をすれば、建物の登記事項証明書は一部でOK。

ということでした。

まとめて申請の利用確認書へのリンクはこちらです。

 

住宅ローン控除は夫婦それぞれ一部ずつ上記の書類が必要

一方、住宅ローン控除はどうなのか税務署に問い合せしました。

すると、

税務署窓口

住宅ローン控除は、まとめて申請などはなく、夫婦それぞれ一部ずつ登記事項証明書が必要。

とのことでした。

 

司法書士からもらう登記事項証明書には「共同担保目録」とあるが大丈夫?

そこでめんどくさがりの私が思ったのは、

筆者

司法書士からもらっている登記事項証明書は使えないのかな?

ということでした。

司法書士に問い合わせると、「使用しても特段問題はないでしょう」とのことでした。

しかし、法務局で入手した登記事項証明書と見比べると、司法書士からの登記事項証明書には「共同担保目録」という記載がありました。

その他の内容は相違ありません。

万一、不備があって再申請や再提出は避けたい

そこで再度、税務署に問い合せ。

税務署窓口

共同担保目録が記載されているものでも問題はない。

ただし、発効から3か月以内のものでないといけないので注意を。

とのことでした。

 

家を建てた前の土地が私道で、持ち分を共有している場合は?

我が家の場合は、家を建てた土地の前の道路が私道で、道路に面している家で持ち分を共有しています。

筆者

その道路の土地の分の登記事項証明書も提出が必要なの?

という疑問がわきました。

そこで、問い合せをすると、

税務署窓口

道路の分は不要で、建物を建てた土地の分のみで大丈夫です。

との返事でした。

 

おまけ

最後におまけです。

土地の売買契約書と建物の建設請負契約書はどこまでコピーすれば良い?

土地の売買契約書と建物の建設請負契約書ですが、通常始めの数ページに契約内容が書いてあり、その後長々と約款が記載されています。

夫婦で持ち分を分けている我が家の場合は、土地の売買契約書の写しは2通、建物の建設請負契約書の写しは3通が必要となります。

そこで、

筆者

約款まで印刷するのダルいなあ…

となり、早速問い合せをしました。

税務署窓口

収入印紙が貼られた契約内容の部分(購入した土地・建物の住所、売主、買主の署名と印鑑、契約日、金額など)があれば良く、約款は不要。

とのことでした。

 

おわりに

すまい給付金の振込みのはがき

最後にまとめます。

夫婦で持ち分を分けていて、すまい給付金と住宅ローン控除を申請する場合

・住宅ローン控除→土地の登記事項証明書2通+建物の登記事項証明書2通

・すまい給付金→建物の登記事項証明書1通+まとめて申請

・計 土地の登記事項証明書2通+建物の登記事項証明書3通 が必要

・司法書士からもらう登記事項証明書を使用してもOK(ただし発行から3か月以内のもの)

・申請に必要な土地の登記事項証明書とは、建物を建てた土地の登記事項証明書のみ(土地の前の私道などの土地の登記事項証明書は不要)

・土地の売買契約書と建物の建設請負契約書の写しは、約款の部分は不要

その他、不明な点、不安な点は住宅ローン控除であれば税務署、すまい給付金であればすまい給付金の事務局へ、直接問い合わせてみてください。

 

今回、申請を頑張った結果、住宅ローン控除は手始めに10万円ほど、すまい給付金は45万円ほど、口座へ振り込みがありました!

住宅ローン控除の振込みのはがき

読者の皆さんが、今回の記事でしっかり必要な部数を把握し、法務局に出向くのも一度で済ませられ、豊かな暮らしを送るパワーを残す一助になれれば幸いです。

 

しかし振り返ると、これまでの人生で縁がまったくなかった「登記」というワードに、これほどまでに振り回されるとは思いもしませんでした。

下の記事は、また別の「登記」というワードに振り回されたエピソード記事です。

良かったらご一読下さい。

では。