吹き抜けのある家。
解放感があって良いですよね。
しかし、「吹き抜けがあると空調が難しくなるのでは?」と思う方は多いのではないでしょうか?
私は、1階のリビングと2階の寝室を吹き抜けでつなぎ、ファンを取り付けることで、あわよくばエアコン1台で1年を快適に過ごせないか試してみました。
住み始めてから、夏と冬の実体験を述べていきますので、ぜひご一読ください。
我が家のマイホーム事情
令和2年12月にマイホームでの暮らしが始まった我が家。
生活の利便性を優先し、比較的地価が高い街中の狭い土地を購入。
マイホームはコンパクトな家造りに。
1階の間取りは、早々とトイレ、浴室、脱衣所、リビング、キッチンがおさまります。
残りのスペースに和室を設けましたが、3畳と狭く、昼寝や義理の親が泊まりに来たときの寝るスペースに。
布団派の夫婦に、2~7歳の幼い子ども3人の計5人の寝室は、2階の7.5畳の和室になりました。
リビングと2階の寝室を吹き抜けとファンと内窓でつなぐ
そして、間取りの中でこだわったのが吹き抜け。
吹き抜けに内窓をつけ、1階リビングと2階の寝室をつなげてみる…。
吹き抜けにファンを取り付け、冬は暖気を下へ、夏は冷気を上へ…。
そうすることで、リビングと寝室の空調がリビングのエアコン1台でまかなえかと…。
間取りを工夫し、光熱費を抑え、太陽光で電力をまかなえる効率的なエコな暮らし。
そんなもくろみで、実際にマイホームを建ててみました。
装備したエアコン2台~パナソニックのエオリア~
そんな暮らしに欠かせないのがエアコン。
始めは、ポイントが貯まる楽天市場の買い物マラソンでの購入も考えましたが、
ネット検索するとこうした情報が。
エアコンは安い買い物ではないため、安心のため家電量販店へ。
ケーズデンキとヤマダ電機の2店舗回りましたが、店員さんの話では、
多少のオプションの違いはあれど、いまどき、どのメーカーも基本的な性能は変わりなくどれもよいです。
とのこと。
加湿機能があるダイキンエアコンが始めは魅力的でしたが、
外気を取り込む際に湿度を調整はしますが、室内の湿度を調整する機能はないので、結局加湿器は必要です。
と言われ、数社の多少のオプションを熟考した結果、自動フィルター掃除機能が付いているパナソニックのエオリアに決定しました。
20畳用と8畳用エオリアの機能に違い
20畳用のエオリアは、自動フィルター掃除機能以外にも、
・AI快適おまかせ機能
・空気清浄機能
・ナノイーX
・アプリで遠隔操作
といった機能があります。
店員からは、
リビングのエアコン1台が大きくても寝室まで空調をまかなえる補償はない。
と言われ、もう1台購入すると割引と特典がつくとまで言われたため、寝室にも1台購入しました。
結果、リビング用に20畳用のエアコン、寝室用に8畳用のエアコンを装備することに。
ちなみに8畳用のエオリアは、
・ナノイーX
・アプリで遠隔操作
となり、AI快適おまかせ機能と空気清浄機能は搭載されていません。
吹き抜けでリビングと寝室をつないだ冬と夏のエアコン稼働の実際
ネットを検索すると口コミでは、
・吹き抜けがあると冬は寒い
・吹き抜けがあると夏が暑い
といったものがあります。
では、実際どうだったのか?
入居が12月だったため、まずは冬の状況から。
冬のエアコン稼働状況
結果から言うと、リビングのエアコン1台で寝室まで暖かでした。
氷点下の夜でもリビングで快適に裸足で過ごし、寝室では気持ちよく掛布団1枚で眠ることができました。
リビングのエアコンも無理にフル稼働するわけではなく、「AI快適おまかせ」モードで効率的に運転している様子でした。
一定の気密性と断熱性があるコンパクトな家を建てたおかげとも言えるかと思います。
結局、寝室のエアコンはほとんど使用せず、
寝室のエアコン、買わなくても良かったかもね…。
と、妻と後悔する結果に。
そして、ファンも実験的に止めてみた結果、1階、2階ともに暖かく快適な状況は変わらず…。
ファンもなくても良かったかもね…。
と、妻から後悔の声が…。
初夏以降のエアコン稼働状況
初夏に入ると、日中晴れ、気温が25~30℃を超える日が出てきました。
寝室で寝るのは寝苦しい日が続きました。
日中、太陽に照らされ、2階の寝室は確実に熱がこもっていました。
リビングのエアコンを付けると、リビングは快適ですが、その空気はドアや内窓を開放し、ファンを回しても2階の寝室には届かず、熱のこもった寝室を冷やすことはできませんでした。
結果的に、ようやく寝室のエアコンが稼働することになりました。
しかし、サイズの小さいエアコンには「AI快適おまかせ」機能が搭載されておらず、自動にしても寒くなったり、蒸し暑くなったり、寝苦しさは解消されません。
いよいよ連日夏日~真夏日を迎えると、1階と2階の不快指数が天と地の差が出てきました。
もう1階で寝ようか…。
となり、現在は「AI快適おまかせ」モードで快適に1階で眠っています。
おわりに
結局、今のところ2階のエアコンとファンは正直必要なかったというのが結論です。
まとめると、
・冬はリビングのエアコン1台で大丈夫
・初夏から夏にかけては、熱が2階にこもるためエアコン1台では無理
・ファンはシーズン通して必要なし
ということになります。
ただし、家に一定の断熱性と気密性があることが条件ではありますが。
今回の記事が読者の方の豊かな暮らしの一助になれば幸いです。
では。
・配送と工事をする業者が別で、工事代、保証が不透明
・家の状況を店員に相談した上で購入できず、不具合が起こりうる