パナソニックのビルトイン食洗機深型を1年間、5人家族が使用。口コミと比較

令和2年12月より新築マイホームに住んで早や1年。

パナソニックの食洗機をシステムキッチンにビルトインしています。

妻子と5人家族のわが家は浅型ではなく深型を選択。

今回は口コミと比較しながら、1年使用したその使用感を述べていきます。

パナソニックのビルトイン食洗機の口コミ

パナソニックの食洗機の口コミを検索すると、

メリット

・洗浄力があり汚れがしっかり落ちる

・食器が入れやすい

・節電・節水になる

・操作が簡単

・取り換えが自分でできる

デメリット

・油汚れや残菜が残る

・乾燥後も水滴が残る

・大きめのフライパン等が入らない

・軽いお椀が水圧で倒れてしまう

・電気代が上がった

・稼働中の音が大きい

・黒い鍋に洗剤のあとが残る

といったものが見受けられました。

今回は、実際に5人家族のわが家が1年使用してどうだったか比較していきます。

 

パナソニックのビルトイン食洗機の深型を1年使用しての口コミとの比較~メリット編~

食洗器

ここからは口コミのそれぞれのメリットと実際に1年使用してみての比較です。

口コミのメリット①洗浄力があり汚れがしっかり落ちる

しっかり汚れが落ちるパナソニックのビルトイン食洗器深型

洗い上がりは陶器、プラスチックともに良いです。

5人分の食器や水筒などきつきつに詰めています。

食器の隙間は1cmあるかないかというときもよくあります。

始めの頃はこれで洗えるのか…?と不安でしたが、今は安心して詰めています。

ただしデメリットでも述べていますが、カレーや揚げ物など油汚れがひどいものは表面を拭き取ったり、水で洗い流すといった下準備は必要です。

焦げ付きなどの固くなったものは手洗いが必要です。

 

しかし、結局それ以外はルールに沿って入れればしっかり洗浄されます。

手洗いではプラスチックの食器は油汚れが落ちにくい印象ありますよね。

以前は洗い直しをしたりしていましたが、食洗機は完璧です。

子どもが小さいと陶器やガラスは割ってしまう危険性があるため、プラスチックの食器を使うことが多いのですが大変助かっています。

ちなみに洗剤は食洗機専用のものが必要です。

食洗機の底に入れておく必要がありますので、食器を敷き詰める前に入れておきます。

 

口コミのメリット②食器が入れやすい

1年使ってみて、食器が入れやすいパナソニックのビルトイン食洗器深型

収納スペースは引き出し式で、全体を見渡せます。

上段と下段のかごがあり、かごに付いているフックに食器を引っかけることで、

・下段にはお皿を横向きに

・上段にはコップなどは下向きに

置いていきます。

 

基本的な食器を食洗機に入れる際のルールは以下です。

・汚れた面を下段は内側、上段は下向きに

・中央には小さいもの、外側には大きいものを

・食器同士が重ならないように

このルールに沿って食器を収納し、あとは空いたスペースにルールを意識しながら詰めていきます。

慣れるまでは多少、頭を使い大変ですが、慣れてしまうとパズル感覚で楽しくさえ感じるようになります。

コップなどを置く上段のかごは簡単に外せるため、下のかごへ収納しやすくなっています。

 

口コミのメリット③節水・光熱費の節約になる

1年使ってみて、節水・光熱費の節約になるパナソニックのビルトイン食洗器深型

節水

パナソニック調べのデータですが、深型の節水については以下のようになっています。

手洗い食洗機年間節約量
約83L約11L約52.5t
それぞれ食器44点と小物24点の約6人分の使用水量
食洗機は60℃給湯接続・標準コースを使用

なぜそれほど差が生まれるかについては、「庫内にためた水を循環され効率よく洗うため」とされています。

 

実際に単純に手洗いのみの月と食洗機のみの月で比較したことはありません。

しかし、以前の賃貸ではシャワーのみと湯船にお湯をためる場合と水道代を比較したことがあります。

そのときは湯船にためる方が高くつきました。(洗濯に残り湯を使っていたのに…)

現在は毎日湯船にお湯をためてお風呂に入っています。

しかし水道代は賃貸の頃と変わりありません。

洗濯乾燥機など他の節水能力も高くなっているおかげかもしれませんが、その中で食洗器も貢献していると思われます。

光熱費の節約

パナソニック調べでは、深型の節電については以下のようになっています。

手洗い食洗機
約20.8円水道代約2.8円
約33.2円ガス代約8.9円
約7.1円洗剤代約5.1円
なし電気代約14.6円
約61円差額約31円
60℃給湯接続・標準コース 食器44点と小物24点の約6人分

1回あたりの差額として約30円お得となり、年間にして約21,900円お得になるとされています。

電気料金目安単価27円/kWh〈家電交安協調べ〉 ガス料金(都市ガス)目安単価166円/㎥〈パナソニック調べ〉 上水道/下水道料金252円/㎥〈日本電機工業調べ〉【2016年12月現在】すべて税込

わが家は、以前の賃貸では電気・ガス・水道あわせての光熱費でしたが、現在はオール電化のため光熱費は電気・水道のみです。

季節にもよりますが以前に比べ月1万円ほど浮いています。

上の試算では1回あたり30円お得ということですので、1日2回皿洗いをするとして、

30円×2回×30日=1,800円

と月で1,800円の節約になり、年間では

30円×2回×30日×12ヵ月=21,600円

と約21,600円お得ということになります。

 

口コミのメリット④操作が簡単

1年使ってみて、操作が簡単なパナソニックのビルトイン食洗器深型

ボタンは「電源 切/入」「一時停止/スタート」「コース」の3つのみです。

「コース」を押して、「標準」「強力」「予約」「節電」「少量」「乾燥」の6つを選択します。

「標準」→食後すぐに

「強力」→食後数時間後や油汚れに(洗剤は2倍必要)

「予約」→4時間後に「標準」で運転をスタート(割安な深夜電力を利用したりとき)

「節電」→油汚れが少なく、電気代を節約したいとき、熱に弱い食器に(標準より洗浄温度が低い。乾燥も余熱を利用した送風乾燥のみ)

「少量」→食器が少ないとき

「乾燥」→手洗い後や食器のあたために

量や汚れに合わせてコースを選択するだけ。

わが家は基本的に朝は「少量」、晩は「予約」を使用することが多いです。

口コミ通り、簡単です。

しかし、収納に満足してしまってのボタンの押し忘れには注意が必要です。

翌朝に妻に怒られます。笑

 

口コミのメリット⑤取り換えが自分でできる

口コミをみているとご自身で取り換えをしている強者が結構います。

作業時間は1~3時間で、工賃の数万円を浮かせているそうです。

給排水ホースとアース、電源をつなぐだけとのこと。

メーカーの設計標準使用期間は10年となっています。

素人の私はちょっと怖いので取り換えは業者にお願いすると思います。

 

パナソニックのビルトイン食洗機の深型を1年使用しての口コミとの比較~デメリット編~

ここからは口コミのそれぞれのデメリットと実際に1年使用してみての比較です。

口コミのデメリット①収納が大変

1年使ってみて、収納が大変なパナソニックのビルトイン食洗器深型

収納は確かに楽ではありません。

残念ながら適当にポイポイ入れ、スイッチを押せばピカピカの乾燥した食器に仕上がっている訳ではありません。

・汚れた面を下段は内側、上段は下向きに

・中央には小さいものを、外側には大きいものを

・食器同士が重ならないように

というルールを意識しながらパズルのように敷き詰めていかなければなりません。

しかし慣れてくるとこれがクセになるというか、入れたくなるという現象が。

流しにあふれた食器やコップ、フライパン、水筒たちを食洗機に見事に納めたい…。

そんな山登りの登頂したときのような感情が生まれます。(ちなみに山登りしたことはありません)

既述ですが、収納に満足してのスイッチの押し忘れには注意です!笑

 

口コミのデメリット②油汚れや残菜が残る

細かい野菜カスなどは事前に水で流しておく必要があります。

乾燥されカピカピの野菜が食器にこびりついてしまいます。

また、カレーなど油汚れがひどいものは水で表面を流すだけでは油汚れが残ります。

事前にティッシュなどで拭き取っておく必要があります。

 

口コミのデメリット③乾燥後も水滴が残る

乾燥には結構時間がかかります。

そのわりに2~3割の食器に少し水滴が残る印象です。

当然ですが、食器の量が多いとその傾向は強まります。

ビショビショではないので、ふきんでサッと拭けば済みます。

また、軽いプラスチックの食器の向きが変わってしまって、水が溜まっているときもあります。

プラスチック食器のまわりは陶器の食器で囲むなどの工夫が必要です。

そのあたりも考慮した収納するスキルが求められます(キリッ!)

 

口コミのデメリット④大きめのフライパン等が入らない

1年使ってみて、大きめのフライパンなどが入らないパナソニックのビルトイン食洗器深型

深型の本製品のサイズは、

幅448×奥行630×高さ546(mm)

となっています。

わが家では食器やボールなどでよっぽど食洗機のスペースが埋められた場合はフライパンが入らない場合もあります。

しかし、大抵はフライパンも入れることも可能です。

相当大きいフライパンや鍋でなければ普通の家庭ではあまりないように思います。

シリーズによって違うようですが、浅型に比べ深さがありますのでそう感じるのでしょうか。

 

口コミのデメリット⑤軽いお椀が水圧で倒れてしまう

これはプラスチックの食器で顕著です。

このため、その食器のまわりは重い陶器の食器で固めるといった工夫が必要です。

また、食器以外でも公式の説明書で、

「飛ばされやすい軽いものを入れない(ヒーターカバーに落ちると発煙・焦げ・変形・においの原因)」

と記されています。

・プラスチックのスプーン、ふた

・発泡スチロールの容器

・哺乳瓶の乳首

・ふきん、スポンジ

などが具体的に記されています。

 

口コミのデメリット⑥電気代が上がった

電気代については、食洗機を使用していると確実に電気代は消費します。

しかし「光熱費の節約になる」の項でも述べているように、手洗いでも水道やガスを消費しています。

よっぽど少量で何回も稼働させたりしなければ、光熱費という観点からは節約になるのではないでしょうか。

 

また、口コミをみると乾燥の時間が長いため洗浄が済んで乾燥モードになったら止めるという方もいるようです。

わが家は、家を出ている間や寝ている間に稼働させますので、そうしたことをしていません。

説明書では、運転時間(給湯60℃、50Hz/60Hz)は以下のように記されています。

標準→約101分/96分

強力→約172分/167分

予約→約101分/96分

節電→約198分/193分

少量→約89分/84分

乾燥→90分

朝は少量モード、晩は予約モードを使用しているわが家は稼働時間は短いモードを選んでいるので、あまり気になっていないのかもしれません。

 

口コミのデメリット⑦稼働中の音が大きい

稼働はじめの音

これは事実です。

夜間に稼働する予約モードはゴトゴト洗う音や、終了を知らせるブザー音が聞こえます。

稼働して中盤の音

私は聞こえて一度起きてもすぐに眠りつけますし、妻含め子どもたちは起きません。

この辺の感覚は人によって違うように思います。

 

口コミのデメリット⑧黒い鍋に洗剤のあとが残る

1年使ってみて、黒い鍋に洗剤が残るパナソニックのビルトイン食洗器深型

特にフライパンにうっすらと白い洗剤のあとが残ります。

私はあまり気にしませんが、妻は水ですすいでいるようです。

あと、専用の洗剤を始めに入れる必要がありますが、その入れ忘れには注意ですね。

 

おわりに

最後にまとめます。

口コミのメリットと実際の使用感

・洗浄力があり汚れが落ちる→その通り

・食器が入れやすい→慣れが必要だがその通り

・節電・節水になる→その通り

・操作が簡単→その通り

・取り換えが自分でできる→分かりません

デメリット

・油汚れや残菜が残る→水で流す、拭き取りが必要

・乾燥後も水滴が残る→その通り

・大きめのフライパン等が入らない→相当大きいやつはそうでしょう

・軽いお椀が水圧で倒れてしまう→その通りも工夫すれば倒れない

・電気代が上がった→光熱費全体で考えると逆に節約

・稼働中の音が大きい→その通り

・黒い鍋に洗剤のあとが残る→その通り

1年間使用しての感想は、とても満足しています。

仕事しながら育児はとにかく時間と体力との戦いです。

その時間と体力の温存に、貢献してくれる食洗機はもはや健康で豊かに暮らすための必須のパートナーです。

現在、食洗機と洗濯乾燥機とともに断熱性・気密性のあるマイホームで暮らしていますが、今後も買い替えを見据えてコスパよく生活していきたいと思います。

では。