中村俊輔が大好きな皆さまへ。
中村俊輔氏のプレイはもちろんですが、彼の口から発せられる言葉も秀逸です。
個人的には、2013年度に自身2度目のJリーグMVPを受賞したときのコメントが忘れられません。
今回はその健忘録です。
中村俊輔が2回目のJリーグMVPを受賞した際のスピーチのコメント
「JリーグならびにJクラブのスポンサーの皆様、この場をお借りして、御礼申し上げます」
「今、私の感情の中に2つ気持ちがあります」
「1つ目は素直に嬉しいということと、2つ目は感謝の気持ちです」
「今日、優秀選手の中にマリノスのチームメートが、自分を含めて10人いました」
「このことでわかる通り、優秀なチームメートにサポートされて、この賞をいただけたのだと思っています。チームメートには本当に感謝しています。ありがとうございます」
「監督、コーチ、チームスタッフの方々、トレーナーの方々、マリノスに関わる全ての方々にも支えられ、サポートされてこの賞をいただけたのだとも思っています。本当にありがとうございます」
「そしてサポーターの存在です。9月21日のホームの試合で、横断幕を見ると、私個人のメッセージが入ったものを見ました。本当に感動しました。あのことは一生忘れないと思います。本当にありがとうございます」
「そして松田直樹さんの存在です。彼なしに、今の自分はいないと思っています。前橋の方に良い報告ができると思います。ありがとうございます」
「まことに勝手ですが、私の中でのMVPを言わせていただきます。チームメートの中澤佑二選手です。彼のここ数年のプレーを見ても、この賞にふさわしいと思いますし、サッカーに対する情熱、日々のトレーニングの姿勢、若い選手に限らず、自分にも刺激を与えてくれています。お手数ですが、みなさん彼にも盛大な拍手を送ってあげてください」
「そして家族の存在です。長かった海外生活含め、良い時も悪い時も一緒に壁を乗り越えてきた妻に感謝の気持ちとこの賞を捧げたいと思います」
「一緒にいて、いつも笑顔になれる4人の子供たちにも感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます」
「最後になりますが、13年前、この場所で言わせていただいたことを繰り返して締めさせていただきます。これからもこの賞に恥じぬよう、いいプレーをし続け、サッカー界に少しでも貢献できたらと思います。本日は本当にありがとうございました」
中村俊輔の特選スーパープレー集
中村俊輔のスーパープレー集もご紹介しておきますね。
上の動画で現役時代の中村俊輔選手の歩みをスーパープレー集とともに振り返ることができます。
超クオリティー高くて涙でます。
作ってくれた方には感謝です。
中村俊輔の日本代表でのスーパープレー
大陸間の王者が集うコンフェデレーションズカップでのスーパーゴール。
このときは2003年、ヨーロッパチャンピオンのフランス相手に名手バルデスが守るゴールにフリーキックからスーパーゴールをぶち込んでいます。
この2004年のアジアカップでは日本を優勝に導き、自身はMVPにも選出されています。
ここもコンフェデレーションズカップでのスーパーゴール。
2005年、ロナウジーニョなどガチンコメンバーのブラジル相手に、名手ジーダが守るゴールに超スーパーシュートをぶち込でいます。
中村俊輔のチャンピオンズリーグでのスーパープレー
世界最高峰の選手が集まり、各リーグ上位のチームがしのぎを削るヨーロッパチャンピオンズリーグ。
当時、日本人で活躍する選手はほとんどいませんでした。
その中で、世界最高峰の選手を揃えるマンチェスターユナイテッドから、名手ファンデルサールが守るゴールにフリーキックからゴールをぶち込んでいます。
そして、グループリーグはホームとアウェイで同じ相手とそれぞれ2試合対戦します。
その2試合目、距離30mの位置でフリーキックのチャンスを手にします。
ゴールキーパーにとって、2度も同じゴールを許すのは大変な屈辱です。
今度は絶対にゴールさせまいと全力でファンデルサールは手を伸ばすも、ゴールに吸い込まれセルティックはグループリーグ突破を決めます。
必然的にセルティックに愛された中村俊輔選手でした。
終わりに
気を改めて、スピーチに話は戻りますが、本当に素晴らしいスピーチでした。
慣れないであろうあの緊張する場面で、カンペを読む訳でもなく、リーグやそのスポンサー、裏方、故人を含めたチームメイト、サポーター、家族をねぎらう素直でシンプルな言葉で想いを紡いでいます。
そして1度目の受賞時にも述べたという、謙虚ながら熱い想いがこもった言葉を最後に持ってくるという…。
いやもう、好きです。LOVEです。
天才的なプレーで人々を魅了しながら、サッカー人生には紆余曲折あって、生み出される言葉は愛と人間味あふれる中村俊輔氏。
氏のプレーを観れて幸せでした。
ありがとうございました。そしてお疲れさまでした。
今後、指導者としての成功を願っています。
では。
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