自己効力感でひも解く子どもへのプレゼント~我が家の成功と失敗~

とあるお母さん

子どもの誕生日やクリスマスのプレゼントって何がいいんだろ?

いつも迷うわ…

とあるお父さん

子どもの欲しいものと、親があげたいものって違うんだよな…

にぎり飯

分かります!

今回は私の息子へのプレゼントで、成功した例と失敗した例の体験談をお話しします!

そしてなぜそうなったのか自己効力感理論で考察したいと思います。

 

こんなあなたにおススメ
  • 幼児のお子さんがいるお父さん・お母さん
  • 子どもの誕生日プレゼント、クリスマスプレゼントに迷っている方
  • 子どもが好きなものをあげるべきか、親があげたいものをあげるべきか迷う方

 

この記事を読むメリット
  • 心理学的にお子さんが喜び、満足するプレゼント選びができる
  • 無駄なプレゼントが減って、余計な出費やモノが削減できる
  • お子さんと親御さんにとって豊かな時間を共有できる

自己効力感って何?という方は子育てにいかせる!心理学の「自己効力感」をご覧ください。

 

失敗した去年のプレゼント

去年の息子へのクリスマスプレゼントのお話しです。

 

保育園に子どもはお願いし、トイザらスへ自分一人で買いに行きました。

シンカリオン、仮面ライダー、レゴ…。

色々と悩み抜いた末、

もういいや!野球グッズにしよ!

サンタクロースからのプレゼントだし、子どもが残念そうにしてたら、最悪サンタクロースのせいにすればいいや!

最低ですね…。笑

電池でボールが出てくるバッティングマシンと子ども用の野球グローブを買いました。

義理の親族から戦隊モノシリーズのおもちゃを送ってもらえるというのもあり、息子には野球をしてもらいたい私のエゴが前面に出たプレゼントになりました。

・私の草野球にいつも喜んで付いて来てくれる(が自ら進んで野球をする訳ではない)

・野球のグッズに囲まれる環境もきっかけ作りとして大事

そう考えたのです。

 

クリスマスの朝、起きて目の前に置かれた巨大な袋。

さぞ驚いたでしょう…。

袋を開け、実際のブツをみても息子は喜んでくれました。

 

しかし、バッティングマシンを起動させると飛び出すボールのスピードが幼児にはエグい…。

そしてボールは固めで、室内のスペースもギリギリ。

バッティングを楽しむ前に恐怖心との戦いに…。

 

結局、徐々にバッティングを楽しむようになるも、自発的ではなく誘うと渋々やってくれる程度。

今は電池切れとともに徐々に隅に追いやられ、ホコリをかぶった有り様です…。

 

成功した今年のプレゼント

6歳の誕生日はトイザらスに一緒に行き、一緒に選びました。

私の希望はリップスティック(上の写真の左側のスケートボードみたいなやつ)。

なぜなら数か月前、草野球で一緒に遊ぶお兄ちゃんが持ってきたリップスティックを借り、上手く乗れないけど夢中で練習。

出来ないとすぐ諦めがちな息子が、めずらしく失敗しながらも一生懸命練習し、その帰り道に「誕生日はアレが欲しい」と言っていた過去があったのです。

 

一旦リップスティックを見てもらい、色々回ってみて「いっぱいあって選べない~」と言っていた息子でしたが、結局は仮面ライダーゼロワンのベルトをチョイス。

(ちなみに去年の誕生日プレゼントも仮面ライダーのベルト。仮面ライダー強し…)

でも仮面ライダーのベルトってあんまり遊ばないんだよなあ…

そこで、最後の確認として再度リップスティックを見に。

すると悩んだ末、自らリップスティックをチョイス!

 

おそらく草野球で遊んでくれるお兄ちゃんと一緒に遊びたいってのが大きかったのかなと思ってます。

家に帰ってからも、昼寝の時間を惜しんで乗る練習をするなど夢中になっています。

リップスティックはバランス能力や体幹・足腰の筋力強化にもなるし、ラッキー!

結果的にはたまたまですが、息子を野球への道をもくろむ私の思惑にも合致しております…。

ちなみに草野球に来ていた別のお兄ちゃんも幼い頃リップスティックに乗っていましたが、今はめちゃくちゃ野球が上手になっています。

 

自己効力感で分析

ここからは、去年の失敗と今年の成功を自分なりに自己効力感で分析したいと思います。

今回ポイントとなるワードは、「自己効力感」「報酬期待感」「モデリング」「成功体験」です。

言葉の意味を確認したい方は、子育てにいかせる!心理学の「自己効力感」 自己効力感の生みの親バンデューラが挙げるポイント4つを子育てにをご覧ください。

 

去年のバッティングマシン

息子は、草野球やバッティングセンターで父親がバッティングしているところを見たことはあります。

バッティングにおける、ある程度のモデリングはされている状態です。

 

そして実際に軽くて太いバットで、軽いボールを打つというようなことはしたことがあります。

バッティングにおける、ある程度の成功体験もあります。

 

しかし、自分からバッティング遊びをしたいということはありませんし、めちゃくちゃ上手という訳ではありません。

バッティングという課題に対する息子の自己効力感高くありませんし、報酬期待感高い訳でもないと言えます。

 

しかも、バッティングマシンは幼児にはエグめのスピードでボールが飛び出してきますし、ボールも硬めです。

息子からしたら、速くて難しく感じるため余計にバッティングにおける自己効力感下がります

また、硬いボールが万が一当たった場合は痛いという、ネガティブな報酬期待感が付きまといます。

そして本来遠くに飛ばすというポジティブな報酬期待感が、狭い室内では起こりにくい訳です。

にぎり飯Jr

はえ~し、こえ~し、むずいし、したくねえ~!

つまり、完全な負け戦な訳です。笑

勝ち目のない戦に息子を巻き込み、飛び込んでいっている訳です。

ダメ親ですね~。

楽しみな貴重なクリスマスプレゼントを…。すまぬ、息子よ…

 

今年のリップスティック

リップスティックは、息子にとって歳の近いお兄ちゃんが乗りこなすのをみています。

父親がするバッティングを見るより、年齢や体格がより近い存在のお兄ちゃんがするのを見ています。

にぎり飯Jr

お兄ちゃんが出来るなら俺も出来るはず~

バッティングより、より良いモデリングが効いています。

 

実際にリップスティックの練習を一度草野球でしたことはありますが、完全に乗れた訳ではありません。

しかし夢中に練習していた際、両手を壁について体を乗せたり、滑って移動したりしていました。

にぎり飯Jr

なんか乗れてるでぇ~俺!

おとうさ~ん、見て~!!

おぉ~!めっちゃすごいじゃん!!

不完全ながらも、息子なりに小さな成功体験を積んでいた訳です。

モデリング成功体験などを考えると、リップスティックにおける自己効力感が高まっていたと言えます。

そして、乗ると「楽しい!」「気持ちいい!」「お父さん、お母さんがビックリして喜んでる!」といった経験から、報酬期待感も高まっていたと言えます。

 

そして、リップスティックを買うと、草野球のお兄ちゃんと一緒に遊べる、お兄ちゃんに上手に乗れるところを見せたい、といった高い報酬期待感があったと考えられます。

そうした子どもの心理的な背景が、家に帰って早速乗り、寝る間を惜しんで練習するといった行動につながっているんだと思われます。

 

おわり

いかがでしたか?

やはり親のエゴが前面に出たプレゼントはうまく行かないのかもしれませんね。

そして、身近な友達の存在は大きいですね。

自分で選んだというのも大きかったかなと思います。

結局、おもちゃを通して一緒に遊んだり、喜びあったり、励ましたり、お兄ちゃんがいる草野球に連れて行ったりしないといけないので、まだまだこれからですけどね。

 

今回の私の失敗と成功の体験談や、自己効力感での分析を参考に、ご自身のお子さんにも分析し、プレゼント選びで成功してもらえたら幸いです。

では。

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